サッカーが好きだ

 サッカーが好きだ。ただ、Jリーグの応援風景は嫌いだ。下手くそな音程の応援歌、制御されそれゆえ面白みのない応援スタイル、コントールされる感情。みな嫌だ。私が熱心にJリーグを観ないのもそうしたサポーターと呼ばれる人たちの問題があるからだ。

 それはともあれ、浦和レッズ・サポーターの一部による、民族差別的な「Japanese Only」横断幕事件。以前、ツイッターで「いま新大久保や鶴橋で暴れる民族排外主義者が日本のスタジアムで在日や韓国・朝鮮籍選手にヤジを飛ばしたら、日本のサッカー界はどう対応するのだろうか」と呟いた(2013/03/21)ことがあるが、それが杞憂ではなくなった。


 読売新聞が報じるところによると、「浦和によると、この人物は「差別的な意図はなかった」などと釈明しているという」のだが、「差別ではなく、抗議である」とかいうのは、民族差別主義者の常套句。それ自体、差別的意図の表明である。騙されてはいけない。

 私の趣味の領域に、私が最も嫌う差別主義者が土足で侵入してきた。これは徹底的に排撃しなければならない。なぜなら彼らは「サッカーの敵」(サイモン・クーパー)だからである。

 横断幕を掲げたのが、いかに札付きの排外主義者だとはいえ、いやだからこそ、サッカーに人種・民族差別を持ち込もうという意図は明かなのだから、差別はその場で対処しなければならない。浦和レッズ球団とJリーグは首謀者を処罰し、永久入場禁止ぐらいの措置を執らなければならない。それがサッカー界のできる唯一のこと、サッカー界でしかできない唯一のことである。

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