昨日の夜、福島出身の友と飲んだんだ。三陸産の刺身を食った。これからもう食えないかと思いながら、蝦夷以来の東北の歴史を語りあった。

かつて飢餓の淵で身売りを選んだ娘たちがいた。就職列車で運ばれ、そのまま大都市に下積みされた人々がいた。今だってそうだ。

貧しいがゆえに原発を受け入れたのは誰だったか。それゆえに被曝し、いま流浪の民となりつつあるのは誰なのか。カメラの前で訥々と被害を語る人々よ。私と同じ訛りの東北の民たちよ。

もうその訛りを恥じるな。それは苦難を引き受けてこの国を支えた、勇者の言葉だ。死んだ人のことはもう想うな。生きている人が生き延びて、みちのくの歴史を語り継げ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>