友人のお見舞いメールに答えて、先ほど送ったメールから。

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仕事の段取りと高速バスの予約がなんとかとれたので、30日に多賀城に帰ります。

向こうは水道の断水が4月上旬までは続く見込み。トイレと風呂が課題です。あと、食い物も避難所の配給だけでは心許ない。スーパーが店頭販売を再開させたけれど、寒風のなか何時間も立って待つのは老人には辛いです。胃薬、精神安定剤など常用薬も切れそうだ、とのこと。

 

宮城県は地震多発地帯。あれだけの津波は想定外としても、大地震は水道幹線を切断するということは十分わかっていたはずなのに、このあたりの評価・対策はどうなっていたんだろうなと今さらながら思います。

 

いわき市も心配です。知人がたくさんいます。元妻の実家も、自宅に留まっています。県外に脱出したいけれど、車のガソリンが調達できないと言っていました。

 

これを機に、高校卒業以来、何十年もご無沙汰していた友人と連絡を取ったりしています。

なかには南相馬市にある県立高校の校長だったやつもいます。福島第一から14kmの距離。生徒を引率しいったん避難。さらに原発建屋爆発のときに避難指示がでたけれど、情報が混乱しどっちに逃げたらいいのか判らなかったという。日頃そうした避難訓練は全然やってなかったと言ってました。

 

双葉町から通う生徒も半数いて、その後の町ぐるみ避難で県外に散ったため、学校再開のめどが立たず。本人はいわきに自宅があり、いったんそこに戻るも、ここも風評被害でモノがないと嘆いていました。その一方で、県外避難した人も多く、給水車の列が短くなって少し楽になったとも。

 

原発や放射能の怖さはたしかにあるのだけれど、今は「最悪の可能性」を言い立てるのは戦略的には考えもの。逃げろ、食うなと言えば言うほど人は遠ざかり、残された人に物資が届かなくなりますし、今後の復興のためにも益になりません。

 

幸い、原発は外部電源通電でこれからは落ち着くと思います。チェルノブイリにはならない。ただ、2号機も含めて廃炉前提の事故処理をしてもらわないと困ります。

 

今後は福島1号・2号がないとして、かつ青森・東通も含む新たな原発建設は少なくとも30年はないものとして、エネルギー計画を立てるべきです。ざっくりエネルギー2割減の社会ですかね。これを維持するためにも、水力、火力の増強も必要でしょう。CO2削減も目標値を下げざるをえません。

 

風力・太陽光発電も重要ですが、これら自然エネルギーは、不安定な電源のため、蓄電技術が飛躍的に発展しない限り、住宅や電気自動車利用には十分とはいうものの、これで電車や工場を安定的に動かすわけにはいかない、という現実も理解しなくてはなりません。あくまでも補助電源です。

 

浜岡原発をいますぐ停止しろという声もありますが、現実的に中部地方の経済をダウンさせると、東日本復興にもカネが回らないので、私は即時停止には反対です。ただ、既存原発はいずれは輪番点検し、バックアップの機構の増強など、対地震・津波対策の強化は必要でしょう。

 

被災地はみなどこもヒドイのだけれど、東京の人はぜひ地震+津波+原発+風評の四重苦にさらされている、いわき・浜通りの人々への支援を重点的にお願いしたいと、会う人ごとに言っています。

 

当面は、現地の人々の意志を尊重して、

・避難した人には避難先の確保とサポート

・止まる人には、水・ガソリン・食糧の供給

・被災地以外の人々には、現地情報の正確かつ継続的な伝達と風評の打ち消し

の3つが重要かと思われます。

 

いわきは一般道を通ってなんとか東京から車で行くことも可能です。今後、水道が回復して、統率の取れたボランティアが乗り込めば、風評も収まるし、県外に避難した人びとも戻ってくるでしょう。原発近傍はともかく、30km圏外は人が戻れます。そこに住んでいた人々が戻らないと復興は不可能です。

 

小名浜のアクアマリンふくしまの映像は、この前テレビで見ました。こんなニュースもあります。停電のため魚類が全滅。ただ、職員や客は無事だったとのこと。

八戸もひどい状況のようですが、詳しくはわかりません。

 

取り急ぎ、こんなところで。

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