■『舟を編む』三浦しをん/光文社
売れているようだ。「キノベス!」1位。「一冊の辞書が作られている過程がよくわかる」という紹介が興味を惹いた。
■『謎のチェス指し人形「ターク」』トム・スタンデージ/NTT出版
18世紀にチェスの名手を次々に打ち負かした「自動人形」。「早すぎた人工知能の歴史としてフルコースの満足感がある」(荒俣宏)
■『さわり』佐宮 圭/小学館
天才琵琶師・鶴田錦史の数奇な人生。「一人の女性の喪失を描くと同時に、私たちが失った一つの時代の記録でもあるだろう」(斉藤環)
いずれも全く知らない世界の話。だからこそ興味が湧く。