シンプルな新自由主義者の堀江貴文が、「事業仕分け」パフォーマンスにおける科学技術予算削減の議論についてほざいている。

サブオービタル(なんちゃって宇宙旅行)ではあるが2000万くらいの価格で宇宙旅行体験を可能にするスペースシップ1を開発するきっかけになったのも民間のちからだ。Xプライズという私もかつて理事を務めていた財団(私も些少ながら寄付をしている)にアンサリさんという中東出身のベンチャー企業家が寄付をしてコンテストは成立し、そこから新しい宇宙船が生まれたのだ。公的機関がそんなことをやってくれるか?

http://ameblo.jp/takapon-jp/entry-10388307626.html

それでは聞くが、おまえのビジネスのために衛星を打ち上げる基盤技術は、いったい誰が開発したのか。ロケットの基盤技術はすべて民間企業が賄ったというのか。米ソの産学複合体、日本の国家主導の科学技術開発の歴史の上で、それをちょびっとビジネスに転換しただけの、おまえはただのお調子者にすぎない。

私はこうした巨大技術のもつ恣意性を危惧するものであるが、それでも歴史性を抜きにした我田引水的な議論には我慢がならない。

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