昨日は寒かった。本日未明もストーブを焚いているのに、部屋の中が冷え冷えとする。

東京新聞:今冬一番の寒さに  :社会(TOKYO Web):

2012年1月12日 夕刊

強い寒気の影響で、首都圏は十二日、厳しい冷え込みとなった。東京都心(大手町)で朝の最低気温が〇・七度、横浜で〇・二度と、いずれも平年を二度ほど下回り、この冬一番の寒さとなった。千葉では氷点下〇・四度でこの冬初の「冬日」(最低気温が氷点下)を記録した。

練馬(東京)で氷点下一・七度、鳩山(埼玉)では氷点下八・五度、成田(千葉)で氷点下六・六度まで冷え込んだ。

気象庁によると、日本付近にはこの冬一番の寒気が流れ込んだ。空気の乾いた冬晴れが続いているため、東京地方では乾燥注意報の継続日数が二十八日(歴代四位タイ)に達し、同庁は火の取り扱いに注意を呼び掛けた。

かなりの強い揺れ。東京に出てきてからは最大規模の体感。というか我が人生でも最大規模かもしれない。玄関前においた本棚が倒壊。玄関口に数百の文庫本などがぶちまかれた。かろうじてドアは開いたけれど。ガスストーブも揺れを感知し自動停止。

TVでは専門家が、これまで予想されていた「東海地震」「南海地震」と同規模の地震と述べている。

実家は震源地に近いだけに心配。現時点(17:17)で固定も携帯も実家につながらず。

「今はどういう時代かというと、インターネット,しかもソーシャルネットワークの時代だ。ソーシャルネットワーク時代とは個人の時代でもある。今回エジプトで政権が変わった。これも個人が意見を言ったことから始まっていると思う。これと同じことがファッションの世界でもできないか」

ユニクロ社長を突き動かす「エジプト革命」」

 

聞いたふうなことを抜かすぜ、この社長。他国の政変まで自社のブランドの宣伝に使ってしまう。ファッション・アパレルの流行仕掛け人はこうあるべきの見本でもあるし、仕掛け人の無邪気さを体現する人でもある。

ところで、ここで柳井社長がこだわる「個人」とは何か。もちろん彼の頭のなかにある「個人」とは、消費マーケットに登場する個人でしかない。私は個人とはもっと複雑な存在だと思うのだが、そういう複雑なことを考えていては世界企業など経営できないのだろう。

それにしてもユニクロという会社は、「個人」をとらえ、そのファッションの個性化を進めることができたのだろうか。かつて、ユニクロのフリースが全盛のころ、電車のなかで親子4人、上下まったく同じガラのユニクロのフリース一家というのを見かけたことがあって、「寝間着で電車に乗るなよな」と思ったことがある。ファッションは貧富の問題でもあるが、同時に経済的余裕とは別のセンスの問題でもある。世界の人々のファッション・センスの向上に、この会社がなんらかの寄与をしたとは、私にはとうてい思えないのだ。画一化には大いに貢献したとは思うけれどもね(同社のヒートテックは私も愛用しております。念のため)。

経営者の戯れ言を、あたかも革命家の言葉のように後生大事に記事にするメディアもまたメディアではある。

26. 2月 2011 · Write a comment · Categories: news · Tags:

「このセイフ氏、世界経済フォーラムの高官から「若きグローバル・リーダー」と呼ばれていたが、昨日、その資格は停止された」

引用元: 【社説】米欧、リビア国民を積極支援すべき / The Wall Street Journal, Japan Online Edition – WSJ.com.

ダボス会議もひでぇな。欧米利害に沿っている間は、独裁体制を見逃して、若きリーダーなどと持ち上げ、その独裁が破綻すると手の裏を返したように非難する。
反政府派支援のために「西側は、リビアの飛行場の爆撃も」とWSJは言うが、軍事介入は慎重に。せいぜい経済制裁に止めておくべき。

asahi.com(朝日新聞社):ミニスカートに毛布巻き流行 福島の女子高生 – 社会.

ミニスカートに毛布巻きって、いわきの女子高生の話だったのか。足腰に毛布を巻くぐらいならミニにしなけりゃいいのにという問いに、答えて曰く「ミニじゃないとかわいくない。ミニでいるためには仕方ない」。

いい台詞じゃありませんか。

24. 2月 2011 · Write a comment · Categories: news · Tags: ,

中学校時代以来の知り合いの娘さんが、青年海外協力隊員として、アフリカの紅海に面した小さな国、ジブチ共和国に派遣されているという話を聞いた。下記がそのブログ。

■ジブチ☆ナバット

青年海外協力隊・ワールド・リポーターのページ

ジブチってどこだっけと、思わずGoogleしてしまったが、なかなか興味深い当地の生活ぶりが綴られている。

いま中東・北アフリカでは民衆の抵抗運動が盛んになっているわけだが、最近父親に入ったメールによると、ジブチでも街頭デモが行われて、ちょっと緊迫した状況になっているそうだ。海外協力隊員もしばし活動停止の状態だとか。パソコンが壊れてブログの更新はままならないらしが、メール・電話はなんとかやりとりできているらしい。

遠いアフリカの話がひょんなところで身近に感じられる。あるいは、同年代の知人の子供たちが、こんなふうに世界で活躍しているという話でもある。

asahi.com(朝日新聞社):カダフィ氏、TV演説で退陣否定 「我々は国政に適任」 – 国際
善意の人であれ悪意の人であれ、独裁者はいつかは倒れる。カダフィ政権の崩壊を固唾を吞んで見守っているのは、北朝鮮や中国だけでなく、キューバのカストロも同じかもしれない。キューバは一党独裁としてはまだましな政権だとは思うが、反体制の市民や知識人を国外に追放した過去があるし、ヒューマン・ライツ・ウォッチによればいまもなお多くの政治犯が投獄されたままであるという。

政治ブログ「世に倦む日々」の有料版を再登録。8月ごろに一度止めていたのだが、あらためてちゃんとした文章を読みたくなって。むろん、筆者の政治観には賛成の部分もあるが、ウムムの部分もあるけれど。

シンプルな新自由主義者の堀江貴文が、「事業仕分け」パフォーマンスにおける科学技術予算削減の議論についてほざいている。

サブオービタル(なんちゃって宇宙旅行)ではあるが2000万くらいの価格で宇宙旅行体験を可能にするスペースシップ1を開発するきっかけになったのも民間のちからだ。Xプライズという私もかつて理事を務めていた財団(私も些少ながら寄付をしている)にアンサリさんという中東出身のベンチャー企業家が寄付をしてコンテストは成立し、そこから新しい宇宙船が生まれたのだ。公的機関がそんなことをやってくれるか?

http://ameblo.jp/takapon-jp/entry-10388307626.html

それでは聞くが、おまえのビジネスのために衛星を打ち上げる基盤技術は、いったい誰が開発したのか。ロケットの基盤技術はすべて民間企業が賄ったというのか。米ソの産学複合体、日本の国家主導の科学技術開発の歴史の上で、それをちょびっとビジネスに転換しただけの、おまえはただのお調子者にすぎない。

私はこうした巨大技術のもつ恣意性を危惧するものであるが、それでも歴史性を抜きにした我田引水的な議論には我慢がならない。

asahi.com(朝日新聞社):携帯リサイクル、抽選で最大5万円の商品券 21日から – ビジネス・経済 .

うちにも何台か余っているな。

昨夜は「メディアスクラム」とはこういうものかと、あらためて実感。浅野健一氏によれば「メディアフレンジー」と呼ぶのが正しいそうではあるが……。

テレビ中継画面の後ろでVサインではしゃぐガキどもも、あれは宮崎勤事件のころからだろうか、常態化してきた。行徳署前なぞ、ジャージはおって、サンダルつっかけてきたような近所の連中がわらわらと。まあ、容疑者が新幹線と車で、どんどんこちらに向かっているのをテレビで全国中継されれば、「いっちょ見てくっか」「テレビにでも映ってくるかって」ことにもなるんだろうが……。

事件に熱狂する人々を深夜のテレビで見ている私も含めて、群衆心理というものがある。羞恥という感覚が一瞬消えるときだ。

asahi.com(朝日新聞社):JR東、年末年始の割引往復切符発売へ 半額区間も – 社会

不景気だからな。今度の帰省はこれ利用しよう。

asahi.com(朝日新聞社):架空の事故死、4年かけ演出 1280万円詐取容疑 – 社会.

ある意味、すごい。

asahi.com(朝日新聞社):命名「玻南」認めて 戸籍法で漢字使えず、両親が抗告 – 社会

「あらゆる用例を探し当てた努力は並々ならぬものがあるが、逆に非常な努力なしに用例を収集し得ないこと自体が、その常用性の乏しさを示している」

ときどき裁判官の論理ってのは、屁理屈だと思うことがある。

広島・長崎、五輪招致を正式表明 「平和をアピール」

引用元: asahi.com(朝日新聞社):広島・長崎、五輪招致を正式表明 「平和をアピール」 – スポーツ

私の立場をはっきりさせておきたいのだが、私はオリンピックそのものの開催に反対していたのではなく、石原慎太郎という野卑な政治家の人気取りのための2016年東京招致に反対していただけである。したがって、今回のヒロシマ・ナガサキについてはとりあえず賛成。「人間の尊厳保持に重きを置く、平和な社会を推進する」というオリンピック憲章に素直に従う限り、むしろ適格性は現在の東京よりは、広島・長崎にある。

まあ、国内的には石原の東京再挑戦という無謀な企てを阻む心理的効果はあるだろう。広島・長崎に立候補されては、もはや東京の出る幕はない。

asahi.com(朝日新聞社):ノーベル平和賞にオバマ米大統領 核なき世界へ尽力 – 国際: “ノーベル平和賞にオバマ米大統領”

何か違うような気がする。

07. 10月 2009 · 1 comment · Categories: news

大企業の経営姿勢を巡る亀井氏の発言は次の通り。

「(大企業は)従業員を正社員からパートや派遣労働に切り替え、安く使えればいいということをやってきた。人間を、自分たちが利益を得るための道具としか考えないような風潮があり、社会の風潮もそうなる。人間関係がばらばらになり、家族という助け合いの核も崩壊していっちゃう。改革と称する極端な市場原理、市場主義が始まって以来、家族の崩壊、家族間の殺し合いが増えてきた。そういう風潮をつくったという意味で、(経団連に)責任があると言った」(6日、閣議後の記者会見で)

引用元: asahi.com(朝日新聞社):親族間の殺人、亀井金融相「大企業に責任」 発言が波紋 – 政治

「人間を、自分たちが利益を得るための道具としか考えないような風潮」という指摘はある程度当たっていると思うが、これは今に始まったことではない。資本主義発生以来、いやそれ以前からある問題だ。

亀井は一種の「疎外論」を展開しているのだと思うが、そこには彼の古いマルクス主義的教養が見え隠れしている。ただ、「市場原理主義」による人間疎外が家族的紐帯、家族的共同体を破壊するという指摘には、彼の保守的な思想があらわだ。左右の思想の脈絡のない折衷。

本人は本質を突いたつもりだろうが、論理的説明としてはムリがある。これは「家族殺しが起きるのは日教組が悪い」という右派が好む詭弁の裏返しにすぎない。

asahi.com(朝日新聞社):八ツ場ダムの町、一晩にメール4千通 批判・中傷8割 – 社会

メールなら何でも言える。現場に足を運んで、住民と話してからモノを言え。

asahi.com(朝日新聞社):政権交代なら… 最初は景気減速、来年度好転 民間予測 – ビジネス・経済 (1/2ページ).

asahi.com(朝日新聞社):イルカ漁、米で物議 和歌山舞台の映画、潜入・隠し撮り – 社会.

見てみたい気も。